久々にレベルの低い論評を見た。国民はなぜ安倍内閣を見放したか “かばい合い”自民が落ちたワナ - ビジネススタイル - nikkei BPnetより…

社保庁の仕事は、掛け金を受け取って払うという単純作業である。(中略)この年金問題はどうやらコンピュータのせいで起こったものだとわかってきた。

7月1日のサンデープロジェクトで、公明党の斉藤鉄夫政調会長に話を聞いた。彼は東京工大を出て、日本の国会議員の中で、最もコンピュータシステムに詳しいといわれている。彼がいうには、いまだに社保庁のシステムはCOBOLというプログラム言語を使っているという。これは彼が学生時代に使っていたもので、40年も前のものだ。つまりこの年金の問題は、あまりにも古いシステムとハードを使っていることから起きたのだ。

(中略)

昔からの問題が今露呈し、安倍内閣の危機管理ができていないと、国民は不信感をもったけれど、実は問題はコンピュータのシステムとハードだとういことがわかっていなかったのだ。

をいをい…。なんだこのうさんくさい国会議員は。で、コラムは当然こう続く。



できる限り早い期間で新しいハードとシステムを導入し、それに移行していかなければならない。

あー、なんて短絡思考なんでしょう。システムが古かろうが新しかろうが、ちゃんと管理されていれば、もしくは要求にあわせて設計されていれば、何の問題もないはず。遅い早い、使いやすい使いにくい、障害に強い弱いとかはあるでしょうが。しかし、きけば社保庁の労組がシステム一本化(年金の一本化)に執拗に反対したらしい。個人情報保護の観点で反対したとかいってるようですが、所詮は己の仕事が面倒になってでも予算や人員の確保をしたかったんでしょう。

それはともかく、一本化されていないシステムほどTCO削減効果が出ないシステムはないわけで、結局はシステムじゃなくてシステムを動かす人に問題があったことは明らかなはず。確かに安倍首相自身だけの責任ではないんでしょうが、それぐらいシステムに詳しい国会議員なら分かってくれと小一時間(ry

ちゅーか、そもそもハードが古いことが問題なんだったら、なぜに毎年大量にNTTデータや日立製作所に金が流れるのか。一体その金は何のため?

一般人にはシステムはブラックボックスだから、そこをスケープゴートにすると話は早いんでしょうが、そうやって情報を後ろ暗い世界に見せるのは切にやめて欲しい。

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コメント(7)

yos :

まったくもってその通り。
5年前以上前から官庁システムのレガシー問題があったはず。
なにをいまさら。なにがもっともシステムに詳しい国会議員か。
もともとは、98%随意契約の官庁システムと企業との癒着、さらには、システムに対する無知に問題の根源があるのじゃないの。

yos :

このために、社保庁システム(というバグだらけで低機能なシステム)に 1兆4000億を支払ってきた訳で、これはあまりにもったいないし、
高利益を得た企業も恥じてほしいものだ。

yos :

社保庁システムはソフト開発費が9000億なそうだ。
Windows NTをゼロから45回開発できることになる。

たけ@ねくさす :

コメントありがとうございます。
# yosさんならすかさず食いついていただけると思ってましたがw

この記事が一番痛いところは、それなりに影響力のある田原さんが
大声で叫んでしまっているところです。

しかし、NT(Cairo?)を45回開発できるって、改めてすごさを感じますね。
単なるDBと入出力端末の集合で済む話のはずなのに…。

yos :

(このテーマにこだわっていること、ご存知でしたね)
最近、社保庁問題についてシステム面にもマスコミが言及するようになってきています。
それはよいこととして。
歯がゆいのは、論客の切れ味がないところです。
田原さんでさえこの程度となると、誰が切るんでしょうかね。

言いたいのは、
国自身が己の無知のために、多大な無駄使いをしていると同時に、自国におけるITの技術進歩を止めてしまっているところです。
官庁システムに投じた資金も、もっと意味のある開発形態(オープンシステム)にしておれば、人材や企業育成という形で未来に残せたものを。。

yos :

あっ、正確には Windows NT 3.1 ですね。Cairoではありません。
この開発は、MS内でデスマーチと呼ばれてました。ピーク時には250人のエンジニアが関わり、3万件のバグを出して出荷状態に至りました。途中、ビルゲイツは何回もプロジェクトをやめる決心をしたそうです。(当時、並行開発されていたWindows 95系でなんとかしようとした)
開発費は200億と聞いています。

yos :

なぜ、Windows NTを例にあげたかですが、社保庁システムとステップ数がよく似ているからなんです。
社保庁システム:5050万ステップ
NT:5600万行

COBOLコードに無駄がないとしても、Cの表現能力の差異を考えると、社保庁システムは80億以下の価値となります。
もちろんNTとは機能面で比べようもなく低いので、実勢価値はさらに低いでしょう。
(これは、COBOLコードに相当の無駄があるという意味です)
国は100円のものを1万から10万くらいで買っている計算になります。

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このページは、たけ@ねくさすが2007年7月 6日 01:10に書いたブログ記事です。

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