論理的リスニング

初めてセンター試験の監督(といっても警備だけですが)を担当したので,久々に身近になったセンター試験。以前と比較してリスニング試験があるため,その試験中の騒音には異様に神経を使います。試験場の近くの研究室の学生がうろうろしているので,物音立てさせないようにするのに一苦労。

で,担当していた場所では再開テストはあったものの,数人だったようで大きなトラブルもなく終わった様子。これなら他の会場も大丈夫だったのだろうと思って帰ってからニュースを見てみると,asahi.com: 受験生「まさか今年も」 センター試験リスニング不調と煽るタイトルが書いてあり,なんか大きなトラブルがあったのかと記事閲覧。

んがしかし…。



再開テストを受けた人は381人で受験者に対して約0.077%。昨年よりわずかに減っている。確かにICプレーヤーの不具合にあたってしまった学生はかわいそうだけど,0.1%以下の不良率って尋常じゃないほど低いと思うんだけど。通常の製品はオーダーが違うレベルで不良品が出ているはず(確か)。この試験方法がいいのかどうかはさておき,この先不良率を0.01%減らすのにかかる改善コストは,不良率が30%の製品を10%にさげるのにかかるコストよりも明らかに多すぎる。正直もったいない。プレーヤーの中身を二重化して,左右別々の基盤から音を出す機械を作る方がまだ安そう(どっちかダメでも片耳で聞けるだろう)。

それを思うと,昨年より不良率が下がっているのは,尋常じゃない努力を入試センターの方々が行ったとしか思えない。なぜにメディアはそれに触れないのか? 受験生はまだ習ってないからしょうがないとしても,論理的に言って100%エラーが起こらない機械なんてできっこない。不良率をもっと下げる努力をするぐらいなら,試験方法を見直すとか,運用面を見直すとか,別の面で取り組むべきでしょう。でも,また来年「リスニングでまたトラブル」って書かれるのが分かっているから,不良率の低下に力を注いでしまう…。なんて日本は豊かなんだ。

それにしても最近,マスコミの行動が目に余ります。いじめの問題をさんざん取り上げておきながら,その結果として発生した自殺の伝播には知らんぷり。さらに不祥事続きの不二家をめった打ちにいじめておいて,何が問題の根っこかは知らんぷり(いつものことだけど)。それだけではあきたらず,あるあるが捏造を放送する。いまマスコミがすべきことこそ,世間の声のリスニングでは?

# まぁ,世間の声がマスコミに作られているので現状では無意味ですが…。マスコミが統制されている社会主義・全体主義の社会の方が,マスコミに裏切られることがない(いつも政府に都合のいいことを言っているのが分かっている)というのが皮肉。

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このページは、たけ@ねくさすが2007年1月22日 21:46に書いたブログ記事です。

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