デジタルな墨

久々に見た間抜けなお話し。asahi.com:隠したはずの個人情報丸見え 千葉市教委のホームページ - 社会より。

千葉市教育委員会のホームページ(HP)で、情報公開請求者の氏名や住所、休職教諭の病名といった個人情報などが閲覧できる状態になっていたことが、31日わかった。市教委は同日、HPから関連部分を削除した。

問題があったのは、「PDF」と呼ばれる電子文書形式で公開されていた教育委員会の会議録。委員や職員の発言のうち、個人情報などは黒く「墨塗り」をして表面上は隠されていた。だが、文書自体には元のデータが残っており、ある操作をすることで、読むことができた。ワープロソフトで作った会議録を、「PDF」形式に変換する際、消すべき部分をそのままにしたとみられる。

いやね,気持ちは分かるんですよ。ワープロでいじってからPDFにするのは面倒だというのは。しかし,所詮PDFはPSの延長。変換してしまうと文字データは消せません。たぶん,ハイライト機能で黒塗りにしたんでしょうが,作業しててその下が容易に分かると気付かないんでしょうかね。こういうのが一番必要なリテラシ教育だと思うんですが,いかがなもんでしょう。

# 個人情報を黒塗りして出すときに限っては,いったん紙にして塗ってからPDF化するのも手だと思うんですがね。デジタルとして残るデータもあんまり再利用できませんし。

追記 (20:33) asahi.com:千葉市教委HP「墨塗り」丸見え、会見で謝罪 - 社会によると,なんとまぁ上記の予想どおりの展開。「能率的に速く消せると考えた」らしいけど,いったいどこから勉強してもらったらいいのやら。

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コメント(2)

ちっち :

先日、オライリーから出版された「インターネットフォレンジック」に、そのまんま同じ手段で機密が漏れた例が載ってました。

たけ@ねくさす :

コメントありがとうございます。
なるほど,先例があったわけですね。

こうなると,リテラシ教育だけでなく,
ハイライト機能で黒にしたときに警告を出すように
するのも手かもしれませんね。
「これで隠したつもりかね?」と。

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このページは、たけ@ねくさすが2006年8月 1日 13:55に書いたブログ記事です。

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