義体への道 2.0

義体への道で紹介したNHKスペシャルを見ました。再放送は今晩(7日深夜)にあるようですので,見逃した方はどうぞ。

期待していた(?)えぐいシーンは結構カットされていたようですが,それでも十分にインパクトがある映像の数々。あの電脳ラット,やっぱDARPAがカネ出していたのね,と思いながら見ていると,ものの見事にPCから行動をコントロールしている。確かに上にカメラのっければ,どんな場所にも偵察に行ける優秀な小型ロボ。攻殻風にいえばデコットか。



しかし,なんともむずがゆい気持ち悪さが…。義手やら義足やら,医療目的の研究であればまだ理解できるんだけど,あきらかに軍事用というのは日本人的発想ではいただけない。「人の命(というか米兵限定だが)のためならいいんじゃないの?」という考えだろうが,戦争を起こしているのは人なんだから,人以外を巻き込むのがそもそもおかしい。


とまぁ偽善者ぶってみたところで,一つよくわかんないけど興味深かったのが,難病のパーキンソン病を直す方法として,電極を脳幹にさして絶えず電気を流し続けるというもの。「直す」と書いたのは,病気が治るわけでなく,直すから。すなわち,電気を止めると戻る。とはいえ,それで症状が消えてしまうのがすばらしい。ただ,仕組みがよく分からない。病気の原因となる変な電気信号を出す細胞の影響を隠す(一種のマスキング効果?)ようだが,なんでそれでうまくいくんだろう。不思議。


あと攻殻の話しはさすがに出ませんでしたが,影響を受けてるんではないかと思われる研究も発見。それが,海馬をチップ化するという研究。そっからQRSが首の後ろにつけば,記憶を外部記憶装置に取り出せる寸法になりそう。実際にやるときは,「攻殻リスペクトしています」とか参考文献にあげて欲しい。コネクタもQRSで…って初期は違ったか。


全体としては,番組のまとめ方が中途半端な感じもしましたが,現状の最先端を一通り知ることができてよかったです。最後の立花氏の台詞「人間というものの再定義が必要ではないか」というのが全てを象徴しています。受信料不払いでがんばっている人にも見て欲しいもんです。


# 民放ではこんなニュートラルでストイックな番組できません。



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このページは、たけ@ねくさすが2005年11月 7日 05:27に書いたブログ記事です。

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