以前NHKスペシャルやETV特集で取り上げられていたのですが,SAFETY JAPAN 2005 コラム 船瀬俊介氏 安全・安心を守る消費スタイルにて超弩級のEV(電気自動車)の記事を見ることができます。この車,“電気自動車”という言葉のイメージに相応しくなく,その加速度と最高速がえぐいです。NHKスペシャルでポルシェとの加速性能を比べていましたが,この映像をポルシェのショールームで流せば確実に売り上げが下がるでしょう。それぐらいインパクトがありました。(例えるなら,自転車と自動車の加速の違いを見ている気分。)



で,これまでのEVと何が違うのかというと,まず一つはバッテリ技術の進化。まだ価格が高いですが,Li-ionで結構な容量のバッテリを積むことができるようになってきました。しかし最も重要なのは,インホイールモータです。通常のガソリン車ではエンジンで起こした動力を車輪に伝えるわけですが,この車は車輪にモータが入っている。すなわちパワーロスもなければ動力伝達機構も必要ない。これは胴体の軽量化が可能であり,その分バッテリを積むことができる,車体の設計の自由度が増す,車輪の数で能力を調整できるなど,いろんなメリットがあるようです。さらに記事によれば,充電にかかる時間も以前よりだいぶん減ってきているようです。4分の高速充電でとりあえず200km走れるのは,十分現実的な仕様ではないかと思います。


しかし,番組をご覧になった方なら分かるでしょうが,問題なのは大手メーカのやる気です。EVにはまったくといって興味を示していません。今の流れはハイブリッド→水素という感じで,そこにEVが入る隙間はありません。番組で唯一興味を示していたのが三菱だったところからも明らかでしょう。開発者のEVに対する先入観があるのかもしれませんが,もうちょい検討してもいいような気がします。だって,水素より電気の方がはるかに安全なんですから。オイルメジャーの力を削るためにも,ぜひ。


# とりびあ: 世界で最初に売り始められた自動車は電気自動車であり,ガソリンが主流になったのはフォードの大量生産からだそうです。



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このページは、たけ@ねくさすが2005年7月25日 21:32に書いたブログ記事です。

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